畳表の詳細
品名 | 生産地 | 生産者 | イ草品種 | 織糸 | 目方 |
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七島表(琉球表) | 大分県 | 松原さん、宮城さん 他 | 七島イ草 | ケナフ麻1本織り | 3.5s |
七島表(琉球表)について
七島表(琉球表)とは、七島イ草で織られた畳表の事です。
七島イ草とは「カヤツリグサ科」に属する植物で、通常の畳表はイグサ科の植物ですので
別種の草です。
もともとは、奄美諸島の島々に群生していた草を栽培したらしく、
最初は琉球地方で主に作られていた関係で「琉球表」とも呼ばれます。
その後、大分県に持ち込まれたようです。
以前は日本中で栽培されていたらしく、静岡県内でも遠州地域は良い品が作られる事で
有名だったようです。
現在、大規模に栽培されているのは大分県だけで、その大分でさえ
生産者はもう、16件ほどしか残っていない、との事でした。
安価な中国産やベトナム産の品がありますが、
ゴツゴツした風合い、しなやかな肌触りは大分の品に及びません。
それに、安全性の面で確認が取れない為、当店では積極的には使いません。
(もちろん、ご注文があれば手に入ります)
織り糸について
以前は、椰子の木のような植物から農家さん自らが紡いで作った糸だったそうです。
手間とコストが掛かる事から、愛知県のサイザル麻を使うようになり、現在はケナフ麻から作った糸を
使っているそうです。